Supernote体験談:
Supernoteが変えた、私の医学生生活

Supernoteが文字通り私の生活を変えた理由――それをお伝えするために、まずは使い始める前の私がどんな状態だったかを知ってほしいと思います。学業・課外活動・生活、それぞれの視点からお話しします。
当時の私は、ノートの取り方ひとつで自分が何者なのか分からなくなるほど追い詰められていました。最初は昔ながらのペンと紙。書きやすくて自然だと思っていたのに―― それが大間違いだったと気づいたのは、机の上がメモの山になり、ノートはバラバラ、体系性もなく、しかも自分で書いたことすら後から読み返せない…そんな状況になってからです。「このままじゃ医学部を続けられない」とまで思いました。
そこで試したのがWord文書。
「これなら整理できる!」と思ったの束の間、やっていたのはひたすらコピペの繰り返し。キーボードを打つ手は動いても、頭は空っぽ。まるで思考を停止したロボットのようでした。『覚える』というより『文字を並べる作業』となってしまい、勉強の本質からどんどん離れていく感覚があったのです。やがて私は、ノート作りそのものをやめてしまいました。その結果がどうなったか…想像に難しくありません。
仕方なくペンと紙に戻りました。
「これで少しは秩序を取り戻せるかも」という期待を抱きながら。手書きの感触は確かに心地よく、特に教科書へのアノテーションに没頭する時間は、苦しい医学部生活の中で唯一の癒しにすら感じられました。
私はもともとペン先の抵抗感や紙のざらつきが好きなのですが、それは単なる好みではありません。認知神経科学の研究でも、手書きが脳に与える効果が証明されています。
手書きするとき、脳は深い学習モードに入ります。例えば『N400』と呼ばれる脳波の反応は、意味理解や長期記憶形成の指標とされ、手書きはタイピングよりもこの反応を強く引き出すことが分かっています。 なぜかというと、手書きではゆっくり考えながら能動的に情報を整理し、意味のある形で記憶に刻み込むことになるからです。書き写すだけではなく、書きながら考える――それが重要なのです。
(興味がある方は、私のビデオでさらに詳しく説明しています。N400が効果的な勉強にどのように作用するのか、なぜ手書きがこれほど重要な認知ツールなのかを説明しています。)
しかし、手書きが科学的に「正しい」方法だと分かっても、現実は変わりませんでした。机の上は未整理の紙だらけ、教科書は色ペンで埋まり、ノートも途中で放置…
そこで気づいたのです。手書きの良さと、デジタルの便利さ――この両方をつなぐ存在が必要だ。そうでなければ、また紙の海に溺れるだけです。
そして出会ったのが、Supernote。
紙の書き心地と、ずっと求めていたデジタルの整理機能。その両方を兼ね備えていました。手書きノートはフォルダで整理され、クラウド同期でいつでもどこでもアクセス可能。
50冊以上の教科書をPDF化して検索可能な注釈を追加し、症例別PDFや書類も一元管理。患者さんとの会話中にサッとメモをロックして記録し、そのまま整理用ノートに変換――まさに臨床の相棒になりました。

今では、スマホとSupernoteだけで十分。スマホでクラウドに接続すれば、YouTube講義を見ながら同時にメモが取れ、どこでも資料を確認できます。分厚い教科書もノートPCも不要になり、ノートを失くす心配も、重いカバンを持ち歩く必要もなくなりました。
さらにiPadとの違いを実感しています。SupernoteにはSNSもYouTubeも広告もなく、集中を乱すものが一切ありません。自然と脳が「勉強モード」に切り替わり、使えば使うほど集中力と生産性が持続するのです。
個人生活でも大活躍
Supernoteは勉強だけでなく、日々の生産性向上にも役立っています。毎日のジャーナルを決まった時間に書く習慣ができ、ページをいくら追加しても重くならないのは本当に快適です。
さらに、10代の頃に夢中だったスケッチも再開しました。ブラシや描画ツールが自然な描き心地を再現してくれるので、電車の中やカフェ、講義の合間に描くようになり、日々の上達を感じています。

読書体験の革命
何百冊ものPDF書籍をUSBから直接Supernoteに移し、やハイライト、注釈付け、テキストへの直接メモが可能に。本を一冊も持たずに重要な概念を確認できます。
もしSupernoteを忘れても、スマホやPCで同期されたデータにいつでもアクセスでき、外出先で教科書を忘れる心配もありません。

Nomad とMantaの使い分け
私はNomadとMantaの両方を使っています。
Nomadは外出用で、大学や病院実習、カフェなどに持ち歩きます。

Mantaは自宅用で、長文のノート作成や勉強、試験準備に活躍。

何より素晴らしいのは、自動同期で片方で書いた内容がすぐにもう片方にも反映されること。意識する必要すらありません。
ペンへのこだわり
ペン好きの私にとって、Supernoteは理想的な答えでした。セラミックペン先のLAMYペンは、滑らかで精密、そしてスタイリッシュ。ただの道具ではなく、書く喜びを再び思い出させてくれる存在です。.
確かにSupernoteは安いではありません。でも、追加費用や集中を乱す素が多いiPadと比べたら、その価値は十分すぎるほどあります。
サポートチームも本当に素晴らしいです。頻繁にソフトウェアをアップデートしてくれるし、バグもすぐ直してくれる。いつも「もっと快適に使ってほしい」という気持ちが伝わってきます。ユーザーとして放っておかれたことは一度もなく、むしろ大事にされているなあと感じています。
最後に...
